2017-11-26

秋のめぐみをプレゼント【野鳥観察所】

今年の10月1日にオープンした野鳥観察所では、山口県で見ることのできる鳥類たちを、なるべく自然に近い環境で、野生でみられるような行動が引き出せるように展示しています。

展示場の中に季節感も取り入れつつ、庭先や身近な自然で採取した秋のめぐみmapleを鳥たちにプレゼントpresentしました。

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農家の方からいただいたお米つきの稲わらを棒に引っかけてみました。刈り取った稲を天日干しする「はぜかけ」をイメージして。お米が減っていくのは少しずつですが、キジの仲間やムクドリたちが楽しんでいるようです。

続いて、よく熟れた柿。ムクドリやシロハラに大人気でした。

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この時期に実るクサギも何か所かに刺してみました。残念ながら採食シーンの撮影できず。実はなくなっていましたから、食べてくれたようです。
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そしてお客様からの差し入れや園内で採集できるドングリもプレゼントしました。

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普通に与えたのではおもしろくないので、落ち葉で隠してみました。これは、一部は食べてもらってもいいのですが、発芽してくれることも期待してまいています。

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落ち葉と一緒に、野鳥たちに人気のあるモッコクの木の実も混ぜてみました。

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落ち葉があると、その下にダンゴムシなどの小さな生き物たちも集まります。また、落ち葉そのものに付いていることもあります。落ち葉の下にある木の実だけでなく、それらの生き物たちもねらって、キジの仲間やムクドリ、シロハラなどが落ち葉をガサガサと探る様子も観察できます。

これらの自然のめぐみは、随時追加していきます。
自然学習館1階室内からの陸地部分の観察ポイントと、野鳥観察所屋外のウォークスルー部分の陸地部分に仕込んでおきますnote

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2017-11-22

トレーニング ~リキ編~

昨年から本格的にショーで活躍し始めたのがノスリのリキです。
ノスリは日本に生息していますが、夏の間は山地で過ごし、冬に
なると市街地でも見ることができる猛禽類です。
トビと間違えられることもありますが、少しずんぐりした体型と
白っぽく見えるお腹が特徴です。
リキとその担当者は、トレーニングをしていく過程を一から
積み上げてきたこともあり、リキにとっても担当者にとっても
特別なパートナーです。

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まだお互いに経験が浅く、今後のフライトショーの中でもまだまだ
発展させられる可能性を持っている1羽と1人です。
リキの一番の見せ場は地面を走る疑似餌(ルアー)をキャッチする
パフォーマンスです。昨年よりも精度が上がって、よりスピード感の
ある飛び方ができるようになりました。

ノスリというちょっと聞きなれない鳥の名前ですが、ぜひ注目して
もらいたい日本の猛禽類ですので、今後の活躍にご期待くださいね。

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2017-11-10

トレーニング ~アグリアス編~

徳山動物園の猛禽(ワシやタカ、フクロウの仲間)たちの中には、
直接フライトショーには出てこないけれど、健康管理や間近に動きを
見てもらうためにトレーニングをしている鳥がいます。
ハリスホークのアグリアスもその1羽です。

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現在おこなっているトレーニングは、お客さんに見られることに慣れる
ことと、筋力アップのための垂直羽ばたき訓練です。この羽ばたき訓練は
ジャンプアップと呼ばれるトレーニングで、実は鳥にとって大変ハードな
動きなのです。
アグリアスの担当者は、とてもストイックな性格のようでアグリアスに対しても
頑張って欲しいという強い思いでこのトレーニングに取り組んでいる様子です。
きびきびとした動きとタカらしい美しい姿をしたアグリアスのトレーニングを
ご覧になることがありましたら、応援してあげてくださいね。

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トレーニング ~チャンドラ編~

いよいよフライトショーのシーズンがやってきました。
鳥たちが飛んでいる様子を間近に見ていただくために、現在どの鳥も
トレーニングを頑張っています。毎年おこなうフライトショーのベテランは
ベンガルワシミミズクのチャンドラです。訓練初期は、なかなか感覚が
取り戻せなくて途中で嫌になってトレーニングをボイコットすることもあります。
たいていは、久しぶりに見るお客さんの姿に驚いてしまうことや、
あまりに多くの人に見られて緊張のあまり人目を避けたくなって…という
ことが多いように感じます。

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この日は訓練の途中でカバ舎の屋根に上がってしまいました。
高い場所に飛んで行って気持ちを落ち着けているのでしょう。
偶然見つけた人は心配してくださいますが、しばらくすると戻ってくる
ことができますのでご安心くださいね。

最近は、人に見られることにも慣れてきました。

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それでも急に走って近づいたりすることは絶対にしないでくださいね。
チャンドラが安心して皆さんの前を飛べるようにご協力をお願いします!

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2017-04-07

アイちゃんの桜だより①

今年も桜が咲く季節がやってきました。
徳山動物園は県内でも有数の桜スポットです。
毎年、メンフクロウのラブが園内のサクラの開花状況をブログの中でお知らせ
していましたが、昨年夏に急逝してしまったので、2代目のメンフクロウのアイに
桜の様子を伝えてもらいましょう。
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4月4日現在の様子です。ちらほらと咲き始めています。昼間はとても暖かいので
これからどんどん花が開いていくと思われます。週末は夜桜開園もありますので
ぜひご来園くださいね。
ちなみにメンフクロウのアイは鳥インフルエンザ対策のため、常時ご覧いただくこと
ができない状態です。タイミングが合えば園内をお散歩する様子に出会えるかも
しれません。

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2016-09-20

ご長寿動物

何年生きたら長寿と言われるかは、動物の種類によって様々です。
例えばハツカネズミが3年いきたといえば相当な長寿ですし、ゾウガメが30年
生きてもまだまだ若いね、ということになります。

そんな中、普段は注目されませんが徳山動物園のダルマワシは国内でも1・2を
競う長寿動物です。徳山動物園にやってきたのが1971年で、その時にはすでに
大人であったことから、現在は50歳近くなっていると考えられます。
さすがに筋力も衰えて数年前から飛ぶことはできず、歩き方もぎこちないですが
まだまだ食欲は旺盛で、大きな鳴き声をあげてアピールすることもあります。

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9月19日は敬老の日。誰よりも長く動物園を支えてくれているダルマワシたちは
こうして見るととても貫録のある姿だと思いませんか?
飼育担当者も知らない動物園の様々な出来事をずっと見てきたのだと思うと
この大先輩に頭が上がりません。今日は特別おいしい御馳走を準備させて
いただきます!

近々、リニューアル工事の準備の為に長年住んできたケージからお引っ越しする
ことになります。しばらくの間、お客さんからは見ていただけない場所に移ります
ので、ぜひそれまでに会いにきてくださいね。

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2016-08-27

残暑お見舞い申し上げます

まだまだ暑い日が続いています。今年は異常ともいえるほどの暑さで
動物たちの健康にも、いつも以上に気を配っています。
夏は海やプールが楽しみです!という人も多いと思いますが、
徳山動物園のフンボルトペンギンたちは掃除の間、陸地でおとなしく
待っているのですが、時々待ちきれなくてプールの底に下りてきて
ペタペタと歩いてやってきます。

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この時期は、太陽の熱で水温もすぐに高くなって、プールの水も数日で
汚れてしまいます。そのため、水替え後のプールはとても気持ちがいいようで、
ペンギンたちも嬉しそうに泳ぎます。
普段、お客さんはプールの上から泳ぐペンギンを見下ろして、そのスピード感や
愛らしい様子をご覧頂いていますが、今回はペンギンからの残暑お見舞いと
いうことで、特別に水中の様子を公開します!

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Oyopen

まるで青い空を飛んでいるかのようです。
どうですか?みなさんも少しは涼しい気分を味わえたでしょうか?

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2016-08-07

今年も出会えました!

徳山動物園で昨年の夏に開催した企画展はゴキブリをテーマにしましたが、
その展示についてはまだ記憶に新しい人も多いと思います。
今年も園内で、森の分解者「オオゴキブリ」に出会いました!
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みんなに嫌われるクロゴキブリと違って、このオオゴキブリは
「ほら、いたよ~♪」happy01と職員の一人が捕まえて見せに来てくれました。
昨年、展示が終わって園内に放してあげたうちの1匹かもしれないと思うと
「久しぶり!」といった友好的な気持ちで迎えることができたのもオオゴキブリだから
かもしれません。
今年は出番が無いのですぐに放してあげましたが、豊かな自然の象徴である
オオゴキブリが園内で見られるのは、本当に嬉しいことです。

今年の企画展は、とってもかわいいハムスターをテーマにした展示です。
昨年、恐ろしくて来園できなかった方も今年は安心してご来園ください。

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2016-06-09

その後のフクロウ一家

フクロウのヒナたちが巣立ちをして早くも1ヶ月が経過しました。
巣立ってしばらくはうまく飛べなくて、木の上に移動するのも「よじ登る」と
いう表現がぴったりな様子でしたが、今ではだいぶ上手に飛べるようになって
きました。
体の大きさも、親より少し小さいくらいにまで成長しています。
でも、まだ全身がふわふわの綿毛に覆われていて、親鳥と並ぶと違いは一目です。

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写真の右がお父さんフクロウ、左はヒナです。

ヒナたちが成長して行動範囲が広がるにつれて、あちらこちらに動き回るヒナを
守るために親たちはこれまで以上に周りに対して神経質になっているようです。
掃除をしようとケージの中に入るとお父さんフクロウは担当者に猛攻撃をしてきます。
フクロウの攻撃は、飛びかかって鋭い爪でのキックです。
あまりの迫力に十分な掃除ができないことも!?
ちょっと荒んだ様子のフクロウ舎を見た時は、担当者がフクロウの親の攻撃に
負けたんだな…と大目に見てください。

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2016-05-08

無事に巣立ちました

先日、報告しましたフクロウのヒナたちですが、5月4日と5日に無事に
巣立つことができました。

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巣立ち前は巣箱のふちにつかまって、外の様子をうかがっていました。
巣箱の上にいるのは、お母さんフクロウです。

巣立ったとはいえ、ヒナはまだ飛ぶことはできません。近くの木によじ登って、
親フクロウに見守られながら昼間はじっと過ごします。
3日から5日に行われた、夜間開園期間に巣立ちをしたので、夜の様子も観察
できました。ヒナを見つけたお客さんは「かわいい~!」と言いながらヒナに
釘付けでした。
体もまだ小さくて白い綿毛に包まれたヒナはとても弱々しく見えますが、暗くなると
あちこちによじ登ったり、鳴いて親鳥にエサをねだったりと想像以上にたくましく、
安心しました。

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巣立ち直後のヒナの様子です。決死の巣立ちに疲れているのか、石に化けて
身を隠しているつもりか、動きはほとんど見られませんでした。

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しかし、夜になると立ちあがってあちこちに移動し始めました。
夜行性のフクロウは夜の方が安心して動けるようです。

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